「大腸カメラ」や「下部消化管内視鏡検査」と呼ばれることも多い大腸の内視鏡検査です。 肛門からスコープを挿入し、大腸を全て直接観察することで、ポリープや大腸がんなどの病気を診断することができます。また、内視鏡の先端からスネアという処置具を出して、ポリープや初期の大腸がんを切除する治療も可能です。
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痛みや苦痛を徹底的に抑制
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先進の内視鏡スコープ&
内視鏡システム
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経験豊富な内視鏡ドクター
による検査
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こだわり抜いた設備
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院内で前処置薬(大腸洗浄剤)を服用
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日帰り手術が可能
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1日で胃・大腸内視鏡検査を提供
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土曜日にも内視鏡検査を実施
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鎮静剤の使用を希望される方へ
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当院では、光源にレーザーを採用した世界初の新世代内視鏡システム(LASEREOレザリオ7000)を導入しております。
光源が明るいので粘膜の状態がより詳細に観察できるほか、鮮明なHD画像が取得可能で、微小な病変も見落としがなく発見することが可能です。また、「LASEREO」独自の機能である「BLI(Blue Laser Imaging)」「LCI(Linked Color Imaging)」と呼ばれる画像強調観察を活用することで、早期がんの特徴である微妙な粘膜表面構造や微細血管などの変化を早期発見することができるようになります。
AI技術の1つであるディープラーニングを活用してフジフイルム社が開発した大腸病変の「リアルタイム検出(発見)」・「質的診断(腫瘍か非腫瘍かの鑑別)」を支援する最新のシステムを導入しています。
大腸ポリープの中には、熟練した専門医が丁寧に内視鏡を操作して観察しても発見しにくい色調や形態の病変が一定割合で存在しますが、膨大なデータを用いて学習したAI技術(CAD EYE)を併用することで、専門医の限界を超える精度で病変を検出・診断することが期待されています。
検出支援モード
大腸ポリープの可能性がある領域を検出し、その結果を内視鏡画像に重ねてリアルタイムにモニターに表示します。
鑑別支援モード
大腸ポリープが腫瘍性(がんになる可能性がある病変)なのか非腫瘍性(がんになる可能性が低い病変)なのか、膨大な蓄積データを元に開発されたAIが診断を推定し、リアルタイムに推定結果をモニターに表示してくれます。
最終的には専門的にトレーニングを受けた医師が診断・治療を行う点は今までと変わることはありませんので、当院では熟練した医師が検査を行うというスタンスが変わることはありません。しかし、どうしても発見しにくい病変(たとえば側方進展型腫瘍(LST)が存在することも事実です。専門医の経験・知識に最新の医療機器を組み合わせることでさらなる診断精度の向上が得られれば、最終的には消化管がんの罹患率や死亡率を低下させることも可能であろうと期待しています。
高度な機能を搭載したスコープで大腸挿入がよりスムーズに
硬度調整機能の採用により、スコープ軟性部の硬さを4段階で調整することができます。
医師の操作が先端に
伝わりやすい
「高追従挿入部」を実現
先端が柔らかく曲がりやすい
また、曲がった後はまっすぐに戻りやすい設計
腸を押し込んでしまうと痛むことがあります。
腸を押し込んでしまうポイントが複数あります。
腸を押し込まないように挿入します。
内視鏡スコープと医師の手技で腸壁を押さないように挿入します。
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内視鏡室は完全個室としていますので、他の患者さんの目に触れることがありません。
大腸カメラの前に腸管洗浄剤を服用する前処置室は男女別・半個室としており、できるだけ他の患者さんの目が気にならないように配慮しています。
内視鏡室に隣接してリカバリー室を設けていますので、鎮静剤を使った検査が終わった後もストレッチャーに寝たままでリカバリー室に移動することができますので、検査後の移動に伴うリスクがなく、目が覚めるまではゆったりとベッドで休んでいただくことが可能です。
内視鏡室には見やすい場所にベッドサイドモニターを常備しており、バイタルサインを常にチェックしながら患者さんの状態に合わせて鎮静剤の投与量や投与タイミングを調整できるため、検査開始から終了まで意図するままに鎮静効果をコントロールすることが可能です。
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前処置室内には専用の更衣室と
トイレを完備しています。
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検査中に「鎮静剤・胃の動きを抑制する薬」などを適宜追加して効果を維持する必要があるため、当院では全ての患者さんに点滴ルートを取らせていただいております。
3割負担 | |
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大腸内視鏡 (観察のみ) | 7,500円前後 |
大腸内視鏡+病理組織検査 | 10,000~17,000円 前後 |
大腸ポリープ切除 | 26,000~35,000円 前後 |
病理組織検査は、組織を一部採取して炎症の程度やがん細胞が含まれていないかなどを調べます。
大腸ポリープを切除した際は病理組織検査を行い、がん細胞が含まれていないかどうか、ポリープが完全に取りきれているかなどを調べます。