胃内視鏡検査(胃カメラ)は基本的にはすべて予約していただきます。診察で来院いただいた際に緊急で胃カメラ検査が必要と判断した場合には当日検査を受けていただくこともあります。胃カメラの予約は、電話または当院ホームページから可能となっています。
普段服用している常用薬がある方は休薬が必要な場合がありますので、処方してもらっている医師に必ず相談してください。ご不明な点は当院までお電話でお問い合わせください。
ネットなどで内視鏡検査について検索した際に出てくる「麻酔」というのは「鎮静剤」のことです。当院では、検査による苦痛を可能な限りゼロにできるように、また嘔吐反射などを抑制して精密に観察できるように、鎮静剤を使った胃内視鏡検査のみを実施しています。ご安心ください。
当院では鎮静剤を使用して検査を受けていただきますので、ほとんど眠っている間に終わってしまうように対応させていただきます。鎮静剤を使用するため、検査前に苦い喉の麻酔を行う必要もありませんし、飲みにくい液体(粘液除去剤や消泡剤)を服用してもらう必要もありません。過去に受けた胃カメラが辛かったという方も数多く受診されていますが、ほとんどの方が「胃カメラのイメージが変わりました!」「これならいつでも受けることが出来ます!」という感想をお持ちです。安心して検査を受けてください。
何らかの困っている自覚症状がある方に対して、「その原因を調べる必要がある」と医師が判断した場合は保険診療として胃カメラを受けることができます。
一方、「家族が癌になって不安なので検査したい」「年齢的にそろそろ受けておきたい」などの理由では保険診療による内視鏡検査は認められていません。
病気ではない方(≒症状がない方)は自費負担による検査となりますが、当院では無症状であっても検査を受けておきたい方のために「内視鏡ドック」を行っていますので、是非ご利用ください。
半年以内に胃カメラを受けていれば絶対に必要ということはありませんが、半年以内に胃カメラを受けていないという方は受けていただくように説明しています。除菌治療を行う場合、胃がんがないかどうか、他に優先して治療をするような病気がないかどうかをチェックする必要があります。
詳細は以下のページを参照ください。
3割負担の場合、胃内視鏡検査(胃カメラ)でかかる費用は5,000〜7,000円程度です。病理検査やピロリ菌検査が追加になると9,000~15,000円程度かかってきます。
内視鏡ドック(健診としての胃カメラ)は16,500円(税込)です。内視鏡検査の所見から病理検査やピロリ菌検査が必要と判断された場合、それらの検査費用に関しては保険診療が認められています。
一度診察が済んでいる方は受付後すぐに胃カメラの準備に入りますが、WEBから予約された方に関しては最初に診察に入っていただきます。
当日の混雑状況によって異なりますが、大まかな時間は以下の通りです。
それぞれ順番待ちがありますので日によって前後しますが、受付から会計までで2時間程度は確保しておいていただければと思います。
前日の夜21時以降の食事は控えてください。それ以降、水、紅茶、緑茶などの水分は摂っていただいて問題ありませんが、牛乳などの乳製品やアルコールは控えてください。
当日は絶食ですが、水分は検査の1時間前位までにしてください。
血圧の薬など、必要な薬は朝早めの時間に内服してください。
(糖尿病の薬は絶食による低血糖発作を予防するために必ず当日は休薬してください)
検査の際に鎮静剤を使用しますので、検査当日の車・バイク・自転車のご自身での運転は控えていただくようお願いしています。鎮静剤の効果が遷延してしまったり、鎮痙剤の作用で目が霞んでしまったりするため、安全性を優先しての判断です。ご理解いただきますようお願いいたします。
検査結果は、検査終了後しっかりと覚醒されてから、実際の写真を診察室のモニターで見ながら分かりやすく説明させていただきます。
ピロリ菌の検査や組織検査を行った場合は、1~2週間後に改めてお知らせ致します。
(後日結果が判明する検査結果に関しては、診察に来ていただくか郵送で対応しています)